日本人会会長挨拶 2019

 

コルカタ日本人会ホームページへようこそ

 

2019年度コルカタ日本人会会長を務めさせて頂くことになりました本田です。
2011年までの呼称「カルカッタ」の方が聞き覚えのある方が多いかもしれませんが、ここコルカタは西ベンガル州の州都として、また都市圏人口1500万人を抱えるインド屈指のメガシティとして栄えております。
かつてインドの首都であったこともあり、その歴史を感じさせる建物や街並みも多く残っています。ビクトリア・メモリアルをはじめとするイギリス統治時代の面影を今に伝えるような歴史的建造物、100年以上の歴史を持つ社交クラブやロイヤル・カルカッタ・ゴルフ・クラブに代表されるスポーツクラブも点在しています。
コルカタは政治都市のデリー、商業都市のムンバイに対しインドの文化の中心都市ともいわれており、1913年にアジア初となるノーベル賞を受賞した詩聖ラビンドラナート・タゴールや、映画界の巨匠サタジット・レイをはじめとする多くの文化人を輩出しております。1998年ノーベル経済学賞受賞のアマルティア・センや、今年同賞を受賞したアビジット・バナジーも当地出身です。またマザー・テレサが人生の大半を過ごした場所でもあり、今でも世界中から多くの人々が「マザーハウス」を訪れています。
インド独立闘争の志士スバース・チャンドラ・ボース、極東裁判で勝者側の一方的な裁判に批判的な立場を貫いたパール判事の出身地でもあり、日本との関係も非常に強いところです。豊かな水資源に恵まれ、魚が日々の食卓に上る食文化もどこか通じるところありますし、比較的控えめかつ温厚で、長期的な人間関係を大切にする気質も日本人に近いものがあるように感じます。
過去、他の大都市の経済発展の影に隠れていたところもありますが、中間層が急激に膨らみ、最先端のショッピングモールが次々にオープンし、交通網・新都市圏の整備が進むなど、ここ数年の経済成長には目覚ましいものがあります。その一方で、変わらないところは昔のままで、人口の多さと相まって混雑と喧噪に満ちたインドらしい街でもあります。
奥深い魅力に溢れ、更なる成長が期待されるコルカタではありますが、現時点で日本企業の拠点は少なく日本人会の規模も大きくありません。そのため家族的でまとまりよい会になっており、総領事館との情報連携に基づく在留邦人の方々の安全確保、日本人会会員の皆様の親睦をはじめ、地域のインド人の皆様との交流、当地での日本のプレゼンス強化などを主な目的として活動を行っております。今年度は初の試みとして夏祭りを実施し、さらに餅つき大会、バーベキュー大会などの各種イベントを含め、当地在留邦人の生活が充実したものになるよう皆様と一緒に楽しく活動を進めていければと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
まだコルカタにお越しでない方は、ぜひ一度お出で下さい。日本人会一同、心よりお待ちしています。

以上